【NFL】ベンガルズでの初年度に必要なことは何でもするという心構えのRBザック・モス
ミクソンのトレードに伴い、ベンガルズはこの数シーズンにチームの主力として活躍してきたランニングバックを失った。今後は、モスとキャリア2年目のRBチェイス・ブラウンがその穴を埋めることになる。
ベンガルズは2023年シーズンにランヤードで31位となっており、チームが獲得した1,527ヤードのうち、3分の2以上はミクソンが稼いでいた。エースランニングバックがいなくなった今、ユニットの活性化が切実に求められているが、今度はどちらかと言えばコミッティーアプローチとなりそうだ。
ブラウンはルーキーとして出場機会が限られていたにもかかわらず、2023年にキャリー数(44回)とランヤード(179ヤード)でチーム内2位に輝いている。モスはそんなブラウンと役割分担する見込みだ。とはいえ、攻撃コーディネーター(OC)ダン・ピッチャーによると、どのようにスナップを分けるかはまだ決まっていないとのこと。
ピッチャーOCは「間違いなく、共同作業になる」と述べている。
「最近はリーグ全体を見渡しても、あのポジションは複数人で仕事を分担するのがベストだと思う。それは、2人でも3人でも4人でもいい。みんながそれぞれの役割を果たす。どうしていくか考えるが、最後には私がオフシーズン中にずっと言ってきたこと、つまり“今週は何が必要か?”というところに戻ってくる」
バロウがもたらす威力を考慮すると、ベンガルズはパスをより重視したオフェンスを構築してきたと言えよう。その場合、ランニングバックの機会は少なくなりかねない。しかしモスは、そのようなタイプのオフェンスにおける自分の役割をどう考えているのかという質問に対し、それによって自分の決意が変わることはなく、影響力を発揮するための新たな方法を模索するだけだと答えている。
「パス重視のオフェンスにいたこともあるし、そういう役割の中では、自分がチームの助けになれる方法を見つけるだけさ」と強調したモスは「バッファローにいたときは、どうしたらもっといいパスブロッカーになれるかって考えていた。そうすることで、自分がこれまで歩んできたすべてのステップに向けて準備ができたし、それは何年もの間、1人のバックとして自分の役に立ってきた」と続けた。