【NFL】ベンガルズでの初年度に必要なことは何でもするという心構えのRBザック・モス
現地12日(火)にランニングバック(RB)ジョー・ミクソンをヒューストン・テキサンズにトレードしたことにより、シンシナティ・ベンガルズはRBポジションの補強を必要としていた。そのニーズは、ザック・モスとの契約によって解決されている。
NFLキャリアで最高のシーズンを過ごしたばかりのモスは、今週、新しいチームでより大きな役割を担うことを楽しみにしていると語り、ベンガルズのオフェンスを盛り上げるために求められることなら何でもする心構えができていると明かした。
チーム公式サイトによると、モスは契約締結後に「でも、俺はこのチームを助けることができる。ボールをキャッチすることであれ、ボールを持って走ることであれ、フロントの大男たちと一緒にジョー(バロウ、クオーターバック/QB)の周りをできる限りクリーンにすることであれ、その週にどんな役割を与えられようと、それをやってみようと思っている」と話したという。
現在26歳のモスは2020年ドラフト3巡目でバッファロー・ビルズから指名を受けてキャリアを開始。最初の2年以上は2番手として試合に出場し、2022年シーズン途中にインディアナポリス・コルツにトレードされた後も同様の役割を担っていた。
しかし、コルツの先発RBジョナサン・テイラーが2023年にまたしても複数のケガを抱えていたことから、モスは1番手RBとしてプレーするチャンスを獲得し、その機会を生かした。
14試合に出場し、そのうち8試合で先発を務めたモスは、キャリー数(183回)とランヤード(794ヤード)、タッチダウンラン数(5回)でキャリアハイを更新し、コルツのリーディングラッシャーに。モスは空中戦でも活躍し、レシーブ27回で192ヤード、タッチダウン2回をマーク。オフェンスでの万能ぶりをアピールした。
そうした努力の甲斐あって、フリーエージェント(FA)でベンガルズと2年800万ドル(約11億9,276万円)の契約を結んだモスは、新しいチームでさらに実績をあげるチャンスを得ている。