お帰り遥人トーク 893日ぶりに実戦復帰の阪神・高橋遥人は「入団してから一回も見たことがない人もいると思うので、珍しいだろうな」
(ウエスタン・リーグ、阪神4―1オリックス、4回戦、17日、鳴尾浜)阪神・高橋遥人投手(28)が先発し、1回1安打無失点。2021年11月6日の巨人とのクライマックスシリーズ(CS)ファーストステージ(甲子園)以来、893日ぶりの実戦復帰。22年4月に左肘の左肘内側側副靱帯(じんたい)再建術(通称トミー・ジョン手術)を受けるなど、通算14勝を挙げている左腕は苦しいリハビリを乗り越えた。最速は147キロ。以下、報道陣との一問一答。 【写真】佐藤輝明がスッキリ!巨人戦前の練習にあご髭を剃って登場 ――久々の実戦、緊張はしたか 「緊張はめちゃくちゃしました。前日とか夜とか、あとは今日一日、ソワソワしていたかなと思います」 ――実際に投げてみて 「でも、意外に(マウンドに)立ってみたら、久々ですけど、2年半(ぶり)という感覚はあまりなくて、先頭打者にとらえられたんですけど、アウトになって少し緊張がほぐれたかなという感じです」 ――多くのファンが詰めかけて、拍手もすごかった 「でも、いろんな人に見に来てもらって、感謝ですし、ありがたいですし、ずっと投げられない中でも応援してくださっている人の声というのは聞こえていたので、こうやってまたマウンドで投げるところを見せられて、すごくよかったな、と思います」 ――ここまで戻ってこられた、という気持ちか 「そうですね。でも、パフォーマンス的にはまだまだだし、きょうもたまたまというか、狙っているところに全部いっているわけでもないし、球威の部分でも球速の部分でも全部、まだまだなので、そういうのが戻っていたら、もうちょっとそういうものも感じてくるのかな、と思いますかね」 ――投げた変化球は 「スライダーとツーシーム…まあフォークみたいなものです」 ――変化球の感覚は 「そういうものもまだまだですかね。一番(大事)なのはストレートだと思うので、そこがもう少し戻ってくれば、変化球ももっと良くなるかな、と思っています」 ――シート打撃などもこなしたが、実戦は違う