<甘利氏辞任>地元秘書が300万円を流用「誘惑に負けた」
金銭授受で激しいやり取り
質疑応答では、「政治家の支援者がある時に敵対的行動に出ることはこれからもあり得るがどう思うか」と感想を求められた。それに対して、甘利氏は「政治家は良い人と付き合うだけでは小選挙区だから落ちてしまう。間口を広げないと残念ながら当選しない。その中でギリギリどう選別するかだ」との考え方を示した。その上で「問題のある人との写真がいっぱい出るが、それは誰も避けられない。あなたとは撮らないと言えない。ただ、企業であればどういう会社か徹底的に調べることが大事だ。うちもそうさせていたが甘かった」などと述べた。 金銭授受について激しいやり取りがあった。記者から「1回目に現金をもらったのに2回目も入ってると思わなかったのか」「無防備にもらっている」などとただされたのに対し、「中を見て確認はしてない。多分そうだと思ったからちゃんと処理しろと指示した」「(建設会社側が)来られる趣旨は、大臣室訪問のお礼とがんの快気祝いと事前に聞いていた。最初は熱心な支持者だった」と、甘利氏が語気を強める場面もあった。