種カジ流“シャツ&ショーツ”セットアップ術。トーン揃え&小物使いで大人の雰囲気に
ーー種カジ的“正装”のひとつ、短パンがお出ましですね。 「一般に大人の身だしなみとして、ショーツに半袖はNGと言われがちですが、そんなの気にしてられませんよね(笑)」。 ▶︎すべての写真を見る ーーここまで暑いと、トップスに着るべき長袖も億劫になってしまいます。 「そこで、トロピカルウールを用いた半袖半ズボンのセットアップという解答例を。スーパー140sという高級素材を使用していて、身幅の広いシャツと、適度な丈感の短パンに仕上げているので、見た目も清潔で、大人の雰囲気に」。 ーーウールは天然の高機能素材ってよく言われるほどですからね。 「そのとおり。メリノウールのTシャツを中に着ることで、トーン・オン・トーンを保ちながら、素材の快適性を存分に楽しめるというわけ。もちろん、小物で大人感をアップするのをお忘れなく」。 ーーなるほど、さすがの頭脳派ですね。それゆえの読書なんですか? 「もちろん(笑)。デジタルデトックスではないけれど、文庫本で頭をクールダウンしませんか、という提案。行動を見直してみるのもクールに過ごすのにはいいかも、と思った次第です!」。
黒縁の丸メガネで知的なムードを
最近愛用するベルギーのブランド、テオのアイウェアでカルチャー感をプラス。セットアップのクリーンなムードにぴったり。 「最近、手放せない遠近仕様。文庫本の文字もつらくなってきたので(笑)」。
ウールのインナーなら見た目も機能も申し分なし
素材感を揃えるべく、インナーに選んだのがウールラボのTシャツ。「メリノウールがドライで快適。グレーのグラデーションは、見た目もいい感じです」。
頭をクールダウンさせる読書のススメ
読んでいたのは、池波正太郎『散歩のとき何か食べたくなって』。「夏が暑すぎなかった時代に思いを馳せつつ。僕のライフスタイルに通じるから好きなんです」。
重くならないように選んだスエード靴
ドレス感を拾いながら、モダンなムードを醸せるのがミュウミュウのモカシン。「ドレッシーなセットアップに適度な抜け感を出してくれるのがいいんです」。
[PROFILE]たねいちあきら●東京・下町出身の都市と自然を縦横無尽に行き来する旅男。現在は、フリープランナーとしてさまざまなモノ・コトを仕掛ける業界のキーパーソンに。ファッションや旅、グルメなどのとっておき情報が投稿されるインスタグラムも要チェック! 山本 大=写真 髙村将司=編集・文
OCEANS編集部