広島が快勝で悲願のBリーグ制覇 2連勝で琉球の連覇の夢を砕く
「Bリーグ・チャンピオンシップ・決勝・第3戦、広島65-50琉球」(28日、横浜アリーナ) 【写真】なんとマツダスタジアムには優勝したドラゴンフライズを称える文字が! 2戦先勝方式の最終戦が行われ、広島が昨年王者の琉球を65-50で撃破し、悲願の初優勝を決めた。 25日の第1戦は琉球が74-62で競り勝ち、26日の第2戦は広島が意地を見せて72-63で勝利した。両チーム1勝1敗。お互いが優勝に王手をかけて迎えたこの日は、意地と意地がぶつかりあった。 第1クオーター(Q)は、ほぼ互角。ゲームは第2Qから動いた。広島の上沢俊喜、ケリー・ブラックシアー・ジュニア、ニック・メイヨの3人が連続で3点シュートを沈め、差を拡大。琉球も岸本隆一、松脇圭志らの得点で食らいついたが、流れをつかんだ広島が優位に試合を進め、35-29とリードして前半を終えた。 後半も広島の勢いは止まらず。武器とするスイッチディフェンスが機能し、残り1分半までは、琉球の得点をわずか「6」に抑え込んだ。 一進一退の攻防が続き、迎えた最終Qは40-46とロースコア。集まった満員の観客のボルテージも最高潮となり、会場はホイッスルが聞こえないほどの盛り上がりを見せた。 最後はドウェイン・エバンスの連続得点、山崎稜の攻撃で得点を重ね、フリースローも多く獲得した広島が勝利。悲願の初優勝を果たすと、観客が総立ちとなった。