「本当に多いです」 脚立の使用時にやってはいけないこと 経産省が注意喚起 正しい使い方とは
大掃除を行う家庭が多い12月。普段はあまり行わない作業をするため、掃除中に思わぬ事故が発生することがあるので注意が必要です。そのひとつが、脚立からの転落事故。【経済産業省】リコール・製品事故情報(製品事故対策室)の公式X(ツイッター)アカウント(@kochijiko)は、脚立の使用方法について注意を呼びかけています。 【動画】意外と知らない? 脚立を正しく使う方法 実際の投稿 ◇ ◇ ◇
脚立は「天板の上に乗ること禁止、またがること禁止、座ること禁止」
大掃除をすることが多い12月は、掃除中の事故が多く発生しています。事故を防止するには、器具を正しく使用し、安全な作業を心がけることが大切です。 しかし、高所を掃除や整頓をするするときに便利な脚立は、使い方を勘違いしている人が少なくありません。少しでも高い場所を掃除しようと、天板の上に乗ったり、またいだりしていませんか? 経済産業省 産業保安グループ 製品安全課 製品事故対策室は、「脚立の天板をまたいで作業すると、バランスを崩し落下する可能性があります」と注意を促しています。投稿には、独立行政法人製品評価技術基盤機構(NITE)による「事故の再現映像」が添えられています。 動画は、まず脚立に貼られた危険予知ステッカーが映されます。そこには、「天板の上に乗ること禁止、またがること禁止、座ること禁止」の文字が。しかし、画面が切り替わると男性が脚立を上り、天板の上をまたがって作業を始めました。すると、間もなく脚立は後ろに倒れて映像は終わります。 投稿のツリーには、安全な使用方法を紹介した動画の投稿が、引用リポストされています。脚立を使うときは「天板以外に乗り、身体を昇降面に当てて、安定させてください」と説明。男性が上から2段目に立ち、重心を体の前面にかけて作業する様子も映っています。 また、脚立から身を乗り出すとバランスを崩す恐れがあるため、「支柱から身体を乗り出さない範疇で作業してください」と注意喚起。さらに、不安定になるため「同時に二人以上乗らないでください」と呼びかけています。 元の投稿の引用リポストには、「脚立の事故は本当に多いです」「間違った使い方でけがをしないよう、ご注意ください!!」などの声が上がっています。 脚立を使う際には、設置する場所の状態も確認を。安定した場所で、しっかり安全を確保した上で作業を行いましょう。
Hint-Pot編集部