円上昇、一時142円台 7カ月ぶりの円高水準
週明け5日の東京外国為替市場の円相場は対ドルで上昇し、一時1ドル=142円台を付けた。今年1月以来、約7カ月ぶりの円高ドル安水準となった。米国の景気が減速するとの懸念から、米連邦準備制度理事会(FRB)の利下げ観測が一段と高まり、日米金利差の縮小を見込んだ円買いドル売りが進んだ。 午後1時現在は前週末比4円83銭円高ドル安の1ドル=144円37~38銭。ユーロは3円41銭円高ユーロ安の1ユーロ=157円80~82銭。 米労働省が前週末2日発表した7月の雇用統計は非農業部門の就業者数の伸びが市場予想を下回り、失業率も上昇した。