【ハイライト動画あり】フィジカリティーの強さで東洋大、関東学院大を制圧。
後半5分にNO8ヴァハフォラウが豪快にトライを奪い、Gも決まったところでスコア42-5となり、勝負は決まった。 関東学院大もそのあと3トライを返した。しかし完敗。榎本淳平監督代行は「東洋大のフィジカルの強さにやられた」と敗因を口にした。
FWのパワーでは相手が上と予測して戦いに臨んだ。 しかし、受けた圧力は想像以上だった。指揮官は、「もう少し自分たちのボールを継続できると思っていましたが、おそらく(選手たちが試合の)中で感じたプレッシャーは外で見ているより大きかったのかもしれません」と話した。
後半14分、36分にはモールからトライを返した。同29分には、FB星遥大の快走からSO安藤悠樹がインゴールに入る。 得点のスタイルは持っていただけに、自分たちの流れを作れなかったことが悔やまれる。今季初勝利へのチャレンジは続く。
勝った東洋大のPR笠巻晴太主将は、「(試合の)アタマから100パーセントで行こう、と話していました」と話し、80分を通して主導権を握り続けたチームのパフォーマンスに手応えを感じたようだった。 「ただ、まだ完璧とはいえません。次戦に向けて、この試合で出た課題を修正していきたい」と続けた。
この日プレーヤー・オブ・ザ・マッチに選ばれたSO天羽も「東洋らしいアタックができた」と語り、チームの調子が上がっていることを伝えた。 「FWのコリジョンが強いので、そこを生かしています。練習からコミュニケーションを密にしたことが、いい結果に結びついています」と話し、今後さらに力をつけていくことを期待させた。
田村一博