四千頭身・後藤 “タワマン”転落報道を経て一念発起「僕らにしかない道があるはず」
ゴッドタンの反響
もちろん、そうした失敗を経験したことで後藤は大きく成長している。テレビ収録への向き合い方もそのひとつで、「前までは現場に行けばなんとかなるだろうと思っていたんですけど、実際はなんとかならない。今は時間もあるので、先週のオンエアを見たり、ちゃんと準備をしています」と自身の変化を明かす。 後藤の変化がポジティブな影響をもたらした番組もすでにある。例えば、今年6月放送の『ゴッドタン』。名物コーナー「腐り芸人セラピー」では四千頭身3人の腐りがチェックされ、都築拓紀や石橋遼大に対してハライチ岩井勇気らから次々と鋭い言葉が投げかけられた。後藤と2人の関係性の変化が鮮やかに映し出され、「ゴッドタンの反響は言われますね。ある程度できたし、自分たちにとっても大きかった」と手応えを認める。 一時は“オワコン”とも称された四千頭身だが、今の後藤に焦りはない。都築はファッションやラジオ番組、石橋は筋トレやマラソンなどの個人仕事を獲得している現状について「2人がちょくちょくメディアに出てくれているので、知名度は維持できている。たまに3人で呼んでもらえたりするので、そこでしっかりと仕事ができれば。僕は本とか書き仕事のお笑いっぽい仕事ができて、際立つので、2人にはどんどんやってほしい」と前向きに捉える。 3人の目指すべき場所はどこになるのか。後藤は「誰になりたいとかもない。僕らにしかない、外れた道がなんかないかなと探しています」と模索中だ。今の3人でしか見せられない景色はきっとある。ゆったりとした口調とともにのらりくらりとチャンスを伺う。 【後編】四千頭身・後藤、M-1と距離を取ってた「また頑張りたい、3人だからこそできる漫才を」は下の関連記事からご覧ください。
まっつ