中日・梅津晃大、カーブを有効使用「打者の上下の目線の動きをつくれたら」「ストレートがより生きる」
◇12日 秋季教育リーグ「みやざきフェニックス・リーグ」 ヤクルト2―6中日(西都) 中日の梅津晃大投手(27)が12日、秋季教育リーグ「みやざきフェニックス・リーグ」のヤクルト戦(西都)で先発し、6イニングを2失点に抑えた。今リーグでは変化球の精度向上をテーマに掲げ、この日は投球割合が最も少ないカーブを有効に使った。 投球の幅を広げるための試運転だ。「今日はスライダーを投げたいところでカーブを投げてみたり。試合の後半ではそれができました」。直球の次に割合が多いスライダーではなく、あえてカーブを選択。「打者の上下の目線の動きをつくれたらいい。カーブもうまく使っていけば、ストレートがより生きると思いました」と感覚を得た。 この日は6イニング6安打で2四球、4奪三振。失点はいずれもピンチを背負ってからの犠飛だった。「ボール先行になると余裕がなくなってしまう。カウントが悪いときを減らして、変化球をうまく織り交ぜられるようにしたい」と見据えた。 みやざきフェニックス・リーグの出場は3年ぶりで参加選手の中では最年長。「1年間、1軍で投げていればここに来ることはなかった。僕がここにいるということは、同時に投げられない人がいるということ」。今後は1、2試合の登板が見込まれているが、「何かをつかめるように」と課題克服に全力を尽くす。
中日スポーツ