大阪環状線の新型車両323系 京橋から出発進行・かわいい表示も
大阪環状線の新型車両323系 京橋から「出発進行」 撮影:柳曽文隆 THEPAGE大阪
JR西日本は24日、大阪環状線の新型車両「323系」の営業運転開始セレモニーを吹田総合車両所森ノ宮支所で行い、関係者らが見守る中、出発。同日午後4時すぎに同線の京橋駅から、利用者を乗せて営業運転を開始した。
2018年度までにオレンジの車両とすべて置き換え予定
同社によると、2013年度から同線のイメージ刷新などを図るために、駅舎を改装するなど様々な施策を展開してきた。今回の新車両は「安全・安心の向上」「機器の信頼性向上」「情報提供の充実」「人に優しい快適な車内空間」の4点をコンセプトに、輸送品質の確保や快適性の向上をはかっていくという。
記念日はクリスマス、サプライズなLED表示も
セレモニー終了後に車両は京橋駅に向けて出発。同日午後4時9分、京橋駅発の内回り普通電車として営業運行を開始した。また、クリスマスに合わせ、行き先を示すLED表示がクリスマス仕様にもなっているなど、サプライズな計らいも見せるなど、記念の日に利用者の目を楽しませていた。 京橋駅はホームに到着前からあふれんばかりの人がつめかけ、到着時には拍手と歓声があがった。そして初列車に乗ろうと車内はすぐにギューギューづめに。出発後は、中からカメラを構える報道陣に手を振る人がいるなど、思い出の1番列車となったようだ。 この車両は今年度中から2018年度までに168両投入され、2018年度までにはオレンジ色でおなじみの現在の車両から、すべて置き換えられる予定。