今夏の選手権大会1回戦の英明戦で生還を阻止する高崎健康福祉大高崎・箱山

「プロ野球ドラフト会議　supported　by　リポビタンD」が24日に東京都内で開かれる。高崎健康福祉大高崎高（群馬）の主将、箱山遥人捕手（3年）は、打てる高校ナンバーワン捕手として国内全12球団から上位候補としてリストアップされている。今夏の群馬大会準決勝で放った場外弾を含む高校通算35本塁打をマークしても「プロで全試合守れる捕手」を目標にしている。 「結果を残さなければいけない世界で、一番は守備。守れない捕手は出られない。（投手に）信頼され、全試合に出てチームが優勝、侍ジャパンの正捕手になりたい」 選抜大会初優勝、U－18日本代表として、アジア選手権出場後も毎日2時間程度の練習を続けている箱山は、ドラフト会議を前に自分の目指すべき方向をはっきりと示す。 2024年春、左右の2年生投手をリードして選抜大会を制し、強気なリードとみられてきた箱山。「（投手の）一番いい球をいつ投げるか、投げたい球であっても（捕手の）ボックスでしか感じられないことも重要だと思っている」。 配球は洞察力を駆使し、その場の状況判断を最重要視して、僅差のゲームに勝ち切ることにこだわってきた自負がある。捕球から二塁までの送球は1.8秒台。強打も魅力の捕手だ。（赤堀宏幸） ■箱山　遥人（はこやま・はると） 2006（平成18）年4月26日生まれ、18歳。東京・足立区出身。小1で軟式野球のジュニアヤンガースに入り、足立九中時代は硬式の江戸川中央シニア。高崎健康福祉大高崎高では1年秋からベンチ入りし、2年春から4番で甲子園出場。3年の春は優勝、夏は2回戦敗退。177センチ、84キロ。右投げ右打ち。家族は両親と兄、妹。