50代の海外旅行。自分の「老い」への気づきと、持って行ってよかったもの7つ
長いコロナ禍が終わり、少しずつ暖かくなってきて、旅行を再開しようという方もいらっしゃるのでは。元祖・節約主婦として知られ、カウンセラー・エッセイストとして活躍する若松美穂さんは、台湾旅行を楽しんだそう。自身が50代になった今、海外旅行に行く理由と携帯してよかったアイテムについて語ります。 【写真】あると便利「キャリーバッグ用靴下」
50代で積極的に旅行に出かける理由
昨年の10月に続き、今年1月の末、長めに台湾に出かけました。旧正月前で出店もたくさん出ていて、10月とはまた異なる雰囲気だったように思います。 コロナ禍以降、好きだった割にすぐそこの海外でさえも、踏み出すことを躊躇していた自分。少しずつシステムが変わっていることも増え、若い頃のようにやってみる勇気や対応力が衰えた自分に、不安を感じていたのかもしれません。 前回は、これまで6回台湾を訪れたという同年代の方に連れて行っていただいたので、記憶の中に旅の諸々が残っているうちに復習を…と、再度出かけました。加えて、以前なにかで読んで刺激を受けたのです。 「老後に○○をしよう、○○したい! と思っても、そのときには体力が衰えておっくうになることもあるから、資金があって動ける50代のうちに、できることは始めておいた方がよい。老後を前倒ししてみよう」と。
50代なんてまだまだ若い!?体力的に厳しい部分も
50代なんてまだまだ若いという感覚が自分の中にあったのですが、旅自体はテンションが上がっているのでいいとして、旅行の前に仕事などをひととおり終えることの方がしんどかったです。 10月に旅を共にした方たちも仕事に追われ、旅前に体調を崩された方が続出。「行けるかしら」と心配した時期もありました。そういうお年頃です。いざ行ってみると、訪問したのはたった3か月前なのに、忘れていることの多いことにもビックリ! さらにさらに、「紙の方が見やすいはず」と文庫本サイズのガイドブックを買ったのはいいのですが、驚くほどなにも見えないんです。明るければまだ違ったのかもしれませんが、どんより曇り空や地下鉄の駅、夜には、何番出口に出ればいいかもまったく読めません。「こういうことも起きてくるのか…」と自分の変化に、私がいちばん戸惑いました。 それでも、ツアーではないので、台湾の方に日本語で質問しまくり、一般のバスを利用して九扮まで出かけたり、歩きに歩きまくって、ツアーでは行かないようなところも散策できました。前回もそうでしたが、台湾の方は丁寧に教えて下さる。とっても親切です。 続いて、今回の旅行に持って行ってよかったものをご紹介します。