清水大成、通算20アンダーで単独首位に浮上 初優勝を視界に／国内男子ゴルフ
パナソニックオープン第3日（21日、兵庫・有馬ロイヤルGC＝7100ヤード、パー72）首位と2打差の5位で出た清水大成（25）＝ロピア＝が2イーグル、5バーディー、1ボギーの64で回り、通算20アンダーで単独首位に浮上。初優勝を視界に捉えた。今季3勝の平田憲聖（23）＝ELECOM＝が2打差の2位。坂本雄介（26）＝jioworks、阿久津未来也（みきや、29）＝フリー＝が3打差の3位につけた。 勝利の女神を味方につけている。12番（パー4）、清水が残り115ヤードから放った第2打は、ワンバウンドしてカップに消えた。「伸ばせた要因はあのイーグル。ラッキーが来てくれた」と笑みを浮かべた。 第1日の4番（181ヤード、パー3）で人生初のホールインワンを達成した25歳はこの日、15番（パー5）でもピン80センチに2オンしてイーグル。2バーディーもあって後半だけで6打伸ばし、一気に単独首位に立った。 今季は出場13試合でトップ10が6度。初優勝に手が届きかけている。5月の「関西オープン」は単独首位で最終日を迎えたが、72と伸ばせず3位。「あの夜は悔しくて眠れなかった」。リベンジに燃えている。 直近の目標は来季米ツアーの出場権を懸けた2次予選会への出場。そのためには次週の「バンテリン東海クラシック」終了時点の賞金ランキングで5位以内に入る必要がある。現在、同ランク11位で、5位と約2200万円の差がある。「優勝がマストだと思っている。明日も伸ばしていきたい」。覚悟を決め、最後の18ホールに向かう。（鈴木和希）
