渋野日向子（ＡＰ）

◇２３日　女子ゴルフメジャー第３戦　ＫＰＭＧ全米女子プロ最終日（米ワシントン州、サハリーＣＣ） 　【サマミシュ（米ワシントン州）テッド・ムース】渋野日向子（２５）＝サントリー＝と西郷真央（２２）＝島津製作所＝は、通算２アンダーの７位。渋野はメジャー２大会連続トップ１０入りとなった。山下美夢有（２２）＝加賀電子＝が２位。古江彩佳（２４）＝富士通＝が１９位で終えたことにより、日本勢２番手に上がる可能性が高く、初の五輪出場が濃厚になった。韓国の梁熙英（ヤン・ヒヨン）が、通算７アンダーを守ってメジャー初優勝、米ツアー６勝目を挙げた。 　　　◇ 　渋野は２位になった３週前の全米女子オープンに続く、２大会連続のメジャートップ１０入り。大舞台になると張り切って調子が上がるタイプとあって、「もう少しできたなと思う瞬間がすごく多かったので、悔しい。まだまだ伸びしろがある」と、意欲を語った。 　ツアーの中心選手で、今季限りで引退を表明しているレキシー・トンプソン（米国）と同組だった。「最初から観客の気分で見ていた」とか。前半はショットのブレがあったが、後半は大きなピンチもなく、ボギーなしで抑えた。 　次週は勝みなみ（明治安田生命）と黄金世代コンビを結成、ダブルス戦に出場する。どちらも積極的に攻めるタイプとあって「めちゃくちゃ楽しみ。押せ押せで行けるコースなのか分からないけれど、波に乗ったらね。かっちゃんもすごくバーディー取ってくれる。負けないよう頑張ります」と、思いをはせた。