【ボクシング】戦う「保育士」京原和輝が46秒殺で日本ミドル級挑戦権獲得「次も勝つ」
<プロボクシング:フェニックスバトル124&DANGAN270大会>◇12日◇東京・後楽園ホール◇日刊スポーツ新聞社後援 日本ミドル級挑戦者決定8回戦で、同級2位京原和輝(27=博多協栄)が46秒TKOで挑戦権を獲得した。 同級1位友松藍(30=RK蒲田)と拳を交え、開始早々に右強打でよろめかせると、そのまま連打。コーナーに追い詰めてラッシュを続け、1回0分46秒、レフェリーストップによるTKOに追い込んだ。 勝利直後、コーナートップによじのぼって喜びを表現した京原は「今日はいけるぞと思った。もう1つ、倒したい気持ち、それだけで試合に臨みました」と安堵(あんど)の表情。これで日本王者が最強挑戦者を迎え撃つ春の祭典「チャンピオンカーニバル」で、王座挑戦することが内定した。現在はWBOアジア・パシフィック王座も保持する国本陸(27=六島)が日本王者となる。 京原は「6回戦の頃(21年5月)、(1回KOで)負けているので、リベンジしたい。待っていてください。やっときました。次も勝つので」と雪辱を果たす意気込み。リング外では佐賀市内の川上こども園で働く保育士の「顔」を持つ。強くて優しい京原がついに日本王座を照準を定めた。