森田望智明かす 「虎に翼」に続き「ザ・トラベルナース」で共演した岡田が見せた気遣いとは…
【インタビュー】女優の森田望智(28)が10月17日にスタートしたテレビ朝日系「ザ・トラベルナース」(木曜後9・00)に新米看護師役で加わった。一定の医療行為を行える米国の看護資格「ナース・プラクティショナー(NP)」を持つ那須田歩(岡田将生)と、すご腕ナースの九鬼静(中井貴一)のコンビが“患者ファースト”で医療現場を改革していく姿を描き、世帯平均視聴率12・1%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)と人気を博した2022年10月期連続ドラマの続編。主演の岡田将生(35)と森田は9月末に終了したNHK連続テレビ小説「虎に翼」でも共演しており話題となっている。森田に岡田との再共演について聞いてみた。(鈴木 美香) 「岡田さんとは『虎に翼』の撮影現場で“次も一緒だよね”というような話をしていました」。岡田は「虎に翼」では、ヒロイン・寅子と入籍せずに“夫婦なようなもの”として最期まで寄り添った航一を、森田は寅子の親友で、寅子の兄と結婚し、義姉となった花江を演じて、視聴者から絶大な支持を集めていた。その2人が再び共演していることにネットでは「航一さんと花江ちゃんが同じ職場で働いているなんて」「航一さんと花江ちゃんだ!」「2人の再共演はうれしい」など歓迎する声が多数上がっている。 「ザ・トラベルナース」は岡田が座長として、続編へ新加入する森田を迎え入れる側。ほかのメンバーがすでに関係性をつくり上げている場所へ足を踏み入れることを気遣い、声を掛けてくれた。 「すでにチームワークができているから、付いて行けなかったり、お芝居で気になることがあれば、いくらでもやり直すことができる環境だからとおっしゃってくださって、自分のペースでやっていいんだなと思えたのですごく励みになりました。とても心強く支えてくださる方です」 演じているのは、看護学校を卒業後、地下アイドルをやっていたが、鳴かず飛ばずで、生活のため、看護師に転身して、新米のわりにふてぶてしく、仕事は遅いが悪びれる様子もないという中村柚子(ゆず)。「花江ちゃん、別人!」「キャラ違いすぎ」などと演技に引き込まれている視聴者が続出している。 「看護師を演じるのは5、6回目ですが、今までは結構仕事ができる看護師で、今回は新人ということもあって、まだ作業に慣れていなかったり、不勉強な部分がある役だったので、ほとんど分からない方がリアルだと感じました。なので、最低限の今することについては考えるんですけど、その後どうしなきゃいけないのかという先のことは考えずに、目の前のことに集中するようにしています」 のびのびと演技ができる環境で個性的な看護師を存分に演じている。 「トラベルナースのチームは60代から20代まで幅広い世代がいます。どの世代の方が見てもご自身の年代と重なるキャラクターがいると思いますので、ちょっとした幸せな働き方というものを見つけていくヒントになるのではと思います。そのようなところを注目していただけたらうれしいです」 花江の雰囲気からガラリと変わった白衣姿で呼び掛けた。