九州新幹線が倒木と衝突 当時の状況「ちょっとザワザワ」 「衝撃も何もなかった」約2000人に影響
鹿児島読売テレビ
8日夕方、出水駅から川内駅に向け走行していた九州新幹線が倒木と衝突する事故がありました。乗客乗員約350人にケガはありませんでした。 事故の影響で上下線計10本が運休するなど、約2000人に影響が出ました。 この事故は8日午後4時過ぎ、新大阪発、鹿児島中央行きの九州新幹線が出水駅近くで倒木と衝突したものです。乗客乗員約350人にケガはありませんでした。 警察によりますと、近くの住民が切っていた木の枝が架線にもたれかかるように倒れたということです。住民から通報があったため、新幹線は徐行運転をしていました。 この事故で熊本から鹿児島中央の下り線は一時、運転を見合わせ。鹿児島中央駅の改札前は多くの人でごった返していました。 事故から約2時間20分後、倒木の撤去作業や安全の確認が終わり、九州新幹線は運転を再開。鹿児島中央駅に到着すると乗客は安堵の表情を見せました。 (広島からの乗客) 「(車内は)ちょっとザワザワした。自分がこんな目に遭うとは思わなかった」 (小倉からの乗客) 「みなさんも不安な感じとかは見られなかった」 (博多からの乗客) 「急にゆっくり止まって…倒木と衝突したってアナウンスがあった。衝撃も何もなかった」 JR九州によりますと上下線計10本が運休したほか、上下線4本で最大2時間33分の遅れが発生するなど、約2000人に影響が出たということです。