【一生困らない】「誰とでも話が続く人」が使っているすごい一言・ベスト1
「静かで控えめ」は賢者の戦略──。そう説くのは、台湾出身、超内向型でありながら超外向型社会アメリカで成功を収めたジル・チャンだ。同氏による世界的ベストセラー『「静かな人」の戦略書──騒がしすぎるこの世界で内向型が静かな力を発揮する法』は、聞く力、気配り、謙虚、冷静、観察眼など、内向的な人が持つ特有の能力の秘密を解き明かしている。騒がしい世の中で静かな人がその潜在能力を最大限に発揮する方法とは? 同書の著者に秘訣を教えてもらった。(構成/ダイヤモンド社・菱沼美咲) ● Q. 質問することが苦手です ──人と話すとき、「これを質問してもいいのかな、聞かれて嫌な気持ちにならないかな」と不安に思ってしまいます。そのため、「質問する」ことがとても苦手です。質問のコツなどがあれば教えてください。 ● 質問は「相手に興味がある」というメッセージ ジル・チャン氏(以下、チャン氏) その質問は非常に「共感力」があることが示されている質問だと思いました。世界で自分勝手な人が多い中、他人のことを思いやることができる性格があるということは、とてもよいことだと思います。その性格は大事に持っていてほしい、価値ある性格なのではないでしょうか。 質問することが苦手ということですが、それは最初の自分の心の持ち方、つまりマインドセットの問題だと思います。 私自身も、「こんなことを聞いたら嫌な気持ちにしてしまうのではないか」「怒らせてしまうのではないか」と心配することが多くありました。しかしあるとき、相手への純粋な興味から発した質問は、嫌な思いをさせることはないのだと気がつきました。 多くの場合は、考えすぎて心配しなくていいところまで不安に思ってしまっています。 私がおすすめしたいのは、「質問をすること」自体が、相手に対して「とても面白い考えをお持ちですね」「あなたが仰っていることをもっと知りたいです」といった、好奇心を示すひとつの手段だと理解することです。 あなたは、相手に対して絶対に答えてもらわなければ困ると伝えるために質問をしているわけではないと思います。相手に興味があって質問をしたいけど、相手のことを考えるとつい慎重になってしまうのですよね。 ● 心理的障壁をさらに大きく下げる「魔法の一言」 チャン氏 「好奇心があるから質問する」という考え方をしても心配なら、「個人的な質問かもしれないので、もしお嫌でしたらお答えいただかなくても大丈夫です」という一言を付け足して質問してみるのはどうでしょうか。 よく知らない相手と話すときに話が弾まないのは、どこまで踏み込んでもいいんだろうとお互いに探り探りしゃべっているからです。ですから、そんな心理的な壁をこの一言で取り払ってしまうんです。 個人的な経験で言うと、この一言を付け足したからといって、「個人的なことなので答えられない」と言われたことはありません。 あなたが試してみても、おそらく「もちろん大丈夫、答えますよ」と笑顔で言ってくれるはずです。この言葉をお守りにすれば、質問がしやすくなると思いますよ。 ※本記事は、『「静かな人」の戦略書』の著者に話をうかがったものです。
ジル・チャン