『スマブラDX』が発売された日。シリーズ2作目にしてゲームキューブの売上ナンバーワンタイトル。後世に続く究極の操作性はここで完成した【今日は何の日?】
※本記事は、2023年11月21日にアップした記事を再編集したものです。 任天堂のキャラクターたちが勢揃い! 【記事の画像(12枚)を見る】 いまから23年前の2001年(平成13年)11月21日は、ゲームキューブ用ソフト『大乱闘スマッシュブラザーズDX』が発売された日。 『大乱闘スマッシュブラザーズDX』は、任天堂から発売された対戦アクションゲーム。1999年1月発売の『ニンテンドウオールスター!大乱闘スマッシュブラザーズ』の続編に当たる作品だ。タイトルから“ニンテンドウオールスター!”の文言は消えたが、スネークやソニックといったゲストキャラが参戦するのは3作目の『X』からとなっている。 最近ではeスポーツの主流タイトルとして『スマブラ』が広く認知されていると思うが、本作も当時から対戦ツールとして非常に人気が高く、ゲームキューブのソフトの中ではナンバーワンの売上を誇る。 何よりゲームキューブコントローラーを使用した操作が『スマブラDX』と抜群の相性。もちろんそうなるように苦労して作られたものだが、相性がよすぎて20年経った現代の最新作『スマブラSPECIAL』でも、ゲームキューブコントローラーを使用する人がいるほどなのだから恐ろしいほどの規格外と言えるだろう。 参戦キャラクターは前作からの続投となる10体に加えてクッパ、ピーチ、アイスクライマー、ゼルダ(シーク)といった4キャラクターが新規参戦。さらに11体が隠しキャラクターとして登場するため、総勢25名のキャラクターを使用することができた。『スマブラSPECIAL』基準で見てしまうと少なく感じるのは致し方ないが、当時としては前作の2倍以上の人数にかなり驚かされたものだったのだ。 隠しキャラクターで最後の最後に登場する“Mr.ゲーム&ウォッチ”は、もちろんゲーム&ウォッチシリーズのキャラクターで『ゲームボーイギャラリー』などにも出演していたのだが、まさか本作のファイターとして参戦するとは誰しも想像の埒外だったのではないだろうか。筆者などはリアルタイムでゲーム&ウォッチをプレイしていた世代なので、けっこうエキサイトさせられた。効果音やワザのモーションも独特でおもしろい。 クッパ ピーチ アイスクライマー ゼルダ(左)、シーク(右) 収集要素の“フィギュア”も『スマブラ』を代表するお楽しみのひとつ。何と言っても、その圧倒的な物量には頭が下がるばかりだ。フィギュア化されているのは有名どころは当然として、じつにマニアックなセレクトになっているのは笑ってしまう。眺めながら「いたいたマルヒゲ屋店長」などと昔に思いを馳せるだけでもよかったが、添えられている文章を読むのがこれまた楽しかった。 『スマブラ』シリーズの最新作は、2018年12月7日に発売された『大乱闘スマッシュブラザーズ SPECIAL』。2021年10月19日には最後のDLCファイターであるソラが配信され、全員参戦が完了した。もし未体験であればぜひ参戦してほしい。