高速船クイーンビートル“撤退報道”JR九州社長が否定
九州朝日放送
“浸水隠し問題”で運休が続いている日韓を結ぶ高速船クイーンビートルを、「JR九州が運航再開を断念した」とする一部報道について、JR九州の古宮社長は13日、「再開に向けて議論している」と、否定しました。 JR九州の子会社・JR九州高速船は今年2月、クイーンビートルの浸水を確認しながら国土交通省に報告せず、浸水感知センサーが作動しないように位置をずらすなどして、3カ月以上、運航を続けていました。 JR九州の古宮社長は13日、「運航再開を断念し、日韓航路からの撤退を検討している」とした一部報道について、「現時点では、あくまで運航再開に向けて議論している」と否定しました。 一方、アルミ合金製のクイーンビートルの溶接に「技術的な難しさがある」として、「専門家を含めた検証を進めているが、出来なければ運航再開ができないということがあるかもしれない。再開断念は、いろんな選択肢の1つではある」と、説明しました。 JR九州は、現在、来年1月31日まで運休を発表しているクイーンビートルについて、安全対策強化や徹底した修繕などを進め、運航再開する方針です。
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