指揮官一問一答 ヤクルト・高津監督、粘って劇勝で連敗ストップ「きょうは絶対に勝たないといけない試合だと思っていた」
(セ・リーグ、ヤクルト9x-8広島、4回戦、広島3勝1敗、25日、神宮) ヤクルトが今季初のサヨナラ勝ちで連敗を3で止めた。1点を追う八回に代打川端の左前打で追い付き、九回にサンタナがソロを放って試合を決めた。以下、高津臣吾監督(55)の主な一問一答。 ――3時間56分の激闘 「ゲーム入る前にきょうは絶対に勝たないといけない試合だと思っていました。9連戦ということも、トータルのシーズンのことも考えて、きょう勝つのと負けるのはすごい大きいなと思って、ホセ(オスナ)の本塁打とかすごくいい展開でいったんだけど、(高橋)奎二が相変わらずピリッとしない。その中でも1点ずつ返していって、最後ああやって本塁打で決まったけど、非常に難しいゲームでした」 ――終盤の粘り 「二回に6点取って、そこからなかなか点が取れなかったけど、終盤になるにつれて向こうもいい投手が出てくる中で、非常にいいつなぎをしました。もちろん長岡が出て、川端が打ってというところがクローズアップされますけど、バントを決めた中村、その表の回をしのいだリリーフ陣、口でいうのは簡単ですけどみんな一丸になってつないだ結果だと思う」 ――川端が代打で同点打 「彼の結果がなかなか出ていないのはもちろん知っていましたけど、そういう場面がきたらノリ(青木)か川端がいくしかないんですよ、うちのチームは。その順番、対戦成績、今のチームの流れを見て決めているわけですけど、あの場面は絶対に川端と決めていたので、いい準備をしてくれたと思うし、追い込まれてからもしぶとく持ち味を出してくれた」 ――サンタナは守備のミスもあった中でサヨナラ弾 「その守備で思い出したけど、8番に2死から四球を出している投手(高橋奎)が駄目ですね。で、投手(黒原)に打たれるという。ホセもサンタナもすごく責任感強くて、楽しんでプレーしてくれるので、最後ももちろん期待していましたけど、思い切って割り切ってスイング仕掛けてくれた。誰が打ってもそうですけど、彼らが打つと本当にチームが乗っていける、乗っていかなきゃいけないと思っています」 ――高橋奎は四回途中6失点