渡辺謙「ラスト・サムライ」オーディション秘話明かす「ちょっと眉唾な感じがしたんで」
俳優の渡辺謙(65)が4日夜放送の「人生最高レストラン(TBS系)」に出演。ハリウッド進出のきっかけとなった「ラスト・サムライ」の裏話を語った。 2003年公開のアメリカ映画「ラスト・サムライ」で、日本国外映画初出演を果たした渡辺は、同年の第76回アカデミー賞助演男優賞にノミネートされるなど、大きな反響を呼んだ。 出演はオーディションで決まったというが「(応募は)200人以上。監督のエドワード・ズウィックが来て『京都に来れないか?』って言われて。めんどくせぇなって。侍の映画、無理に決まってんじゃんって。ちょっと眉唾な感じがしたんで」と当時の心境を赤裸々に吐露した。 そこから約1か月半ほど音沙汰がなく「もうダメだ」と思っていたという渡辺だが「たまたまゴルフしてた。マネージャーから電話かかってきて『今からFAXでセリフ送っておきますから…』。(セリフ)見て、ダメだこんなの、覚えらんねぇって思って。英語ですよ!」と回想。 本当に映画をやるのか半信半疑だったという渡辺は、さらに半年後に米・ロサンゼルスに来るよう言われ渡米したという。「リハーサル室に行ったらトム・クルーズがいた。普通に『ハーイ』って。ほんとに映画やるんだな」とハリウッドデビューまでの裏話を明かした。
東スポWEB