<種崎敦美>プーカはずっと大事な存在 「わんだふるぷりきゅあ!」で感じた“プリキュアらしさ”
種崎さんが演じるキュアフレンディ/犬飼いろはは、友達が多く、動物にも好かれている。世話好きで面倒見がよく、素直な性格で、ウソが苦手。運動も得意だ。
「私自身は、世の中どうしても仲良くなれない人はいるはず……と思ってしまうのですが、いろははそうじゃない。どこまでも純粋にみんなと仲良くなりたいと思っています。人も動物も関係なく、みんなと目線を合わせて、真っすぐに歩み寄っていく。なので私も『みんな元気!みんななかよし!それがワンダフル』の気持ちで、まずは考えるより動いていこうと思って演じています。アフレコ中は過去一、実際に体も動いてしまっているかもしれません(笑い)」
長縄さんが、同シリーズでは初となる“犬のプリキュア”のキュアワンダフル/犬飼こむぎを演じていることも話題になっている。いろはは、こむぎの飼い主でもある。
「長縄さんの演じるこむぎが本当にすてきで、可愛いくて、こむぎの言うことをなんでも聞いてあげたくなっちゃいますし、こちらを信じていろんなお芝居を投げてきてくれるのもうれしくて、収録が毎回楽しみです。長縄さんがこむぎとして、大好き!の気持ちを全力で伝えてきてくれるから、私もいろはでいられます。こむぎは、しゃべれるようになって、学校に通うようになって、人と交流する中でこれからどんどん成長していくはずです。こむぎが愛しすぎて、自分はその成長をうれしく思うのか? 寂しく思うのか?など、今からすでに想像して、泣いています(笑い)」
◇“ガルガル”高橋伸也の言葉でプリキュア実感
プリキュアは変身シーンが大きな見どころになっている。変身シーンを楽しみにしている子供も多い。いろはが初めて変身したのは第2話だった。初変身の収録ではさまざまな思いがあったという。
「大切だからこそ変身シーンに関しては私はずっと緊張しそうです……。ガルガル役の高橋伸也さんは、私がデビューしたての頃からずっとずっとお世話になっていまして、伸也さんのおかけで声優業界をこれまで生きてこられたと言っても過言ではないくらいなのですが、いろはちゃんがフレンディに変身した第2話の収録終わりに『ついにあっちゃんもプリキュアですかぁ…』と言ってくださったんです。しっかり変身シーンを経て変身するのはプーカの時も経験していませんし、ずっとお世話になっている伸也さんにその言葉を言っていただけたことで、プリキュアになれたことをより実感しました。伸也さんは、デビューしたての頃から今まで、私のあらゆるお芝居を見てくださっているので、お芝居に関する良いも悪いも全部バレてしまうといいますか(笑い)。何をやっても伸也さんには伝わってしまうので緊張もあります。でもやっぱり同じ現場にいてくださるとすごく心強いですし、一緒に作品を作っていけることがうれしいです。いつか変身シーンも慣れてきました!と言える日がきたらいいなと思います」