有村藍里「一歩踏み出したい時に観たい」私の背中を押してくれた映画3選
『生きててごめんなさい』
山口健人監督作品。小説家になる夢を追いかけながら出版社で働く男性と、何をしても上手くいかず家で1人で過ごしていることが多い同棲相手の女性。若者たちが抱える「病み」や生きづらさが繊細に描かれています。 日々の仕事に追われて、小説家になることを諦めかけていた男性。一方で女性は、いくつもアルバイトをクビになり、ほとんどの時間を無気力な状態で同棲している部屋のベッドでうずくまって寝て過ごしていました。 男性は自分自身の中に、そして女性は外に向かって、どちらも「生きていてごめんなさい」という生きづらさを感じていました。少しずつ2人の関係にもすれ違いが起きていきます。 なにもできない、うまくいかない、人の役に立てない。迷惑をかけてしまう、だから「生きててごめんなさい」だなんて、なんて悲しいタイトルなのだろうと思いましたが、友人が「気になってて、観たかったんだよね」と言ってくれたので一緒に観ました。 私もたまに思うことがあるから、「ごめんなさい」って。自分自身をダメだと感じてしまう。特に女性の悩みに共感して、最後はとても励まされました。 できないこと、うまくいかないことはたくさんあっても、自分に向いていることに気づいてないだけで探せばきっとある。 その一歩が自分を変えるきっかけになるのだと、頑張ろうと思える作品でした。 今回は、人生の中で大切にしたい言葉、生きづらさを克服するヒントが得られるような作品をピックアップしてみました。 よかったら観てみて、皆さんの感想を教えていただけると嬉しいです。 今週も、最後まで読んでくださってありがとうございました。 有村藍里
【Profile】 有村藍里(ありむら・あいり)
1990年8月18日生まれ/O型/兵庫県出身趣味:カメラ中学時代に引きこもりで人見知りでネガティブな性格であり、そんな自分を変えたくて、16歳の時に芸能界入り。引きこもりやネガティブな性格から脱却するための努力や逆境を乗り越える姿が、同じような境遇の悩みを抱える女性から多くの支持を得ている。2019年3月、美容整形を受けたことを公表し、その正直に打ち明ける姿と有村が持つ雰囲気により多くのファンから共感を得た。
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