正月前に知りたい「中身汁」臭みを消すコツは? 新報料理講習会で新年の味学ぶ 沖縄
第618回新報料理講習会が7日、琉球新報ホールで開かれた。「新春を寿ぐ手作り料理」をテーマに、松本料理学院の松本嘉代子学院長が、新年にふさわしい色鮮やかな料理などを披露した。 【写真】豚足=テビチじゃないの⁉ 本当の意味は「煮込み」、「足テビチ」の誤用が定着
花形の「りんご羹(かん)」や手軽な「キュウリのファルシー」、正月に欠かせない「中身の吸い物」など6品を手際よく調理した。中身の吸い物では、におい消しのために、小麦粉でもみ洗いした中身を油で熱する工夫を紹介した。また、豚だしとかつおだしを合わせて使うのが琉球料理の特徴であることも説明した。ブリのドレッシング焼きでは、ごまドレッシングをソースとして使う方法を紹介。手軽だがドレッシングとは気づかないおいしさだという。 松本さんは「料理を食べて、その味を覚えてほしい。そうするとだんだん作れるようになってくる」と話した。 参加者は(72)=豊見城市=は「自分と違う中身汁の作り方に興味を持った。本来はこんにゃくが入らないことを初めて知った」と興味深そうだった。 別の参加者は(70)=宜野湾市=は「正月料理を頑張る気になった。エビやキュウリの料理は取り入れたい」と意気込んだ。
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