ジャッジとサイ・ヤング賞右腕が相次いで凡ミス…ドジャース、5回ビッグイニングで同点
30日(日本時間31日)にニューヨークで行われている米大リーグのワールドシリーズ第5戦で、ドジャースが五回5得点のビッグイニングを作り、同点に追いついた。ドジャースにとっては相次ぐ相手のミスに乗じた形だ。(デジタル編集部) 【写真】ヤンキースのジャンパーで始球式を行う松井秀喜さん
5点を追うドジャースは、先頭の6番E・エルナンデスがヒットで出塁した。続くエドマンの打球は平凡な中飛だったが、これを中堅ジャッジがポロリ。四回にはフリーマンの大飛球をフェンスにぶつかりながら好捕していたが、簡単なフライを落としてしまった。さらに、8番スミスの遊ゴロを、「ジーターの後継者」と言われる前日のヒーロー、ボルピが三塁に悪送球。ドジャースは相手の相次ぐミスで、無死満塁のチャンスを得た。
ここで9番ラクス、1番大谷が連続三振に倒れると、ベッツの当たりは緩い一塁へのゴロ。得点ならず――と思われた。しかし、昨年のサイ・ヤング賞投手のコールが一塁ベースカバーを怠るボーンヘッドで、内野安打となり、ドジャースは1点を返した。
さらに、当たっているフリーマンが中前打で2点を加えると、4番T・エルナンデスも中堅へ二塁打を放ち、あっという間に追いついた。コールは結局、6回3分の2を投げて降板。5失点で自責点は0だった。
ジャッジに待望の一発が飛び出し、クリーンアップがそろってホームランを放つなど、勢いづいたヤンキース。このミスの連鎖は、どんな結果を導くことになるのか――。