【トライアウト】前ソフトバンク・小林珠維、二刀流アピール 投で2K、打で1安打
プロ野球の12球団合同トライアウトが14日、ZOZOマリンスタジアムで行われ、投手、野手計45選手が参加。トライアウトはカウント0―0からのシート打撃形式で行われた。小林珠維投手(23)が参加者唯一、投手、野手の「二刀流」でアピールした。 【写真あり】えっ?「プロ野球チップス」カード 超人気選手のプロフィルに誤表記が まずは投手として勝負の場に立った。前巨人・菊田を相手に、直球で押し込むと最後は147キロ直球で空振り三振。続く前西武の髙木も147キロ直球で3球三振に仕留めた。 打者としては3打席目に右前安打、4打席目には四球を選ぶなど、バットコントロールと選球眼も示した。ネット裏に各球団の編成陣が集結する前で、投打にわたって持ち味を示した。 小林は19年ドラフト4位でソフトバンクに入団。入団から3年間は野手としてプレー。育成契約となった23年から投打二刀流に挑戦した。3、4軍戦で経験を積み、今季から登録を内野手から投手に変更。2試合の登板し1勝1敗、防御率6.00だった。 12球団合同トライアウトはNPB主催で2001年から開催。6月21日の日本野球機構(NPB)と日本プロ野球選手会の事務折衝で存続の可否、開催方式などが話し合われた。12球団ともプロスカウト制度が定着し、トライアウトが形がい化している現状を受け、NPB主催としては今季が最後となる方向性となっている。