グリーンランドの地震、地球を9日間揺らしていた!発生した地すべりと津波が原因 英大学の研究で判明
グリーンランドで発生した地すべりと津波が、地球を9日間に渡って揺らし続けたことがわかった。昨年、高さ1.2キロの山頂が崩れたことでディクソン・フィヨルドの水が前後に飛び散り地殻変動を起こしたことが今回の研究結果により判明した。 【画像】絶滅の危機!? ペンギンのひなが大量死 南極で記録的な海氷減少 氷解が早すぎ凍死、溺死相次ぐ 英ユニバーシティ・カレッジ・ロンドン(UCL)の科学者らによると、この現象は気候変動により、山麓の氷河が薄くなったことで引き起こされたという。 UCLの地球科学部で研究を指導したスティーヴン・ヒックス博士は説明した。「水の揺れが地殻を伝わる振動として記録され、数日間に渡り世界中を駆け巡ったのはこれが初めてです。地震計が地表で起きる様々な震源を記録できることはわかっていますが、単一の振動数しか持たない地震波がこれだけ長く地球規模で伝播するのが記録されたのは初めてのこととなります」 「この現象に関する我々の研究は、大気圏における気候変動、雪氷圏における氷河の不安定化、水圏における水塊の動き、そして岩石圏における地殻変動の複雑な相互関係を見事に表しています」 (BANG Media International/よろず~ニュース)
よろず~ニュース