福選び、だるまとにらめっこ 鶴岡・七日町観音堂で祭り
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年の瀬を告げる鶴岡市の風物詩「だるま祭り」が17日、同市の七日町観音堂で開かれた。境内に露店が立ち並び、新年の幸せを願って縁起物のだるまを買い求める参拝客でにぎわった。 手のひらサイズから50センチを超える物まで、大小さまざまなだるまがずらりと並んだ。雪がちらつく中、訪れた人たちは手に取って表情を確かめたり、目の入れ方を尋ねたりしながら買い求めていた。毎年購入しているという同市みずほ、無職土岐正俊さん(73)と妻の鈴恵さん(71)は「5人の孫たちが来年も元気で丈夫に過ごせるよう願いを込める」と目を細めていた。 観音堂の例祭「観音様のお歳夜(としや)」にちなんだ行事。由来は諸説あり、かつて遊郭の遊女が身の不幸を置き替えようとだるまを買い求め、広まったなどとされている。