【バスケ】男子日本代表に激震…八村塁が左ふくらはぎ負傷でチーム離脱が決定【パリ五輪】
フランス戦後に違和感訴え現地でMRI
日本時間の本日18時から、グループラウンド最終戦となるブラジルとの一戦に挑む男子日本代表に残念なニュースが飛び込んだ。フランス戦後に左ふくらはぎの違和感を訴えた八村塁のチーム離脱が決定したのである。 八村はドイツ戦、フランス戦ともに先発出場し、前者は36分19秒のプレーで20得点、10リバウンド、後者は4Q早々に2つ目のアンスポーツマンライクファウルをコールされ退場となったものの、それまでに28分2秒のプレータイムで24得点を記録していた。 そのフランス戦後に左ふくらはぎの違和感から、現地でMRI 検査を実施した結果、左腓腹筋の負傷と診断されたという。 東野智弥技術委員長は以下のように八村離脱の経緯を説明する。 「一昨日のフランス戦後、八村選手が足に違和感を訴え MRI 検査を受けました。 その結果、プレーに支障をきたすダメージが確認され、残念ながら次戦以降の試合には出場でき ないことが決定しました。その後、JOC ならびに日本選手団の理解を得て、チームからの早期離脱が決定しました」 続けて、「八村選手は TEAM JAPAN の各選手に思いを伝え、パリ 2024 オリンピックを去ることとなりましたが、彼が今後も良き仲間として頑張ってくれることを信じています。パリ 2024 オリンピックはまだ続いています。男子日本バスケットボールチームの勝利に向けて、引き続き熱い応援をよろしくお願いいたします。日本一丸!」と、八村への感謝とチームへのサポートも呼びかけた。 八村本人も日本バスケットボール協会を通じて声明を発表し「ケガの早期治療が必要になったため、NBA/FIBA ルールに基づき、残念なかがら今後のチーム帯同ができなくなりました。現地で応援してくださった観客の皆様、世界中のバスケファン、そして日本のファンの皆様、本当にありがとうございました。チームメンバーと共に、日本バスケにとっても非常に良い試合ができたと思いますし、AKATSUKI JAPAN の一員としてプレーできたことを誇りに感じています。いま日本代表はブラジル戦の勝利に向けて挑み続けています。引き続き、AKATSUKI JAPAN への 応援をよろしくお願いいたします」と綴った。 東野技術委員長と八村が言うように、まだ戦いは終わっていない。八村が退場した後のフランスとの戦いぶりを見れば、男子日本代表が世界と戦えることは分かるはずだ。八村の離脱は日本にとって大打撃だ。だが、今こそ選手とトム・ホーバスHCを信じるときではないだろうか。八村の分まで、日本一丸で勝利をつかみ取りたい。
文/堀内涼(月刊バスケットボール)