雪化粧富士山に「笠雲」 湿った風が山の斜面にぶつかり上昇し発生 15日未明から降雪で冬の訪れ
山梨県富士吉田市で15日、雪化粧した富士山の上に巨大な楕円(だえん)形の「笠雲(かさぐも)」が浮かんでいるのが見えた。甲府地方気象台によると、笠雲は太平洋から吹いてくる湿った空気が山の斜面にぶつかって上昇し、上空の冷気に冷やされて発生する。 富士山は7日、観測史上最も遅い初冠雪を記録した。その後も降雪が少なく、うっすらと積もっていた。15日は未明から雪が降り、山頂が真っ白に染まって冬の訪れを感じさせた。