宇津木秀がダウン応酬の大激戦の末、保田克也に勝利 ライト級アジア2団体統一戦【ボクシング】
ボクシングのライト級アジア2団体統一戦が21日、東京・後楽園ホールであり、東洋太平洋王者の宇津木秀(30)=ワタナベ=がWBOアジアパシフィック王者の保田克也(32)=大橋=に6回2分47秒TKOで勝利した。 元日本同級王者の宇津木は4回序盤にコンパクトな右フックで先制のダウンを奪いながら、ラッシュ中にカウンターを食って4回終盤と5回に2度倒された。踏みとどまって迎えた6回、右ストレートと連打で2度倒し返し、最後はレフェリーストップで大激戦を制した。 「思ったよりも距離が近くて、この距離なら自分が有利だと思って大ざっぱになったところで穴を抜くようなカウンターを入れられて。保田さんうまかったです。お客さん、こんな喜ばせ方は嫌ですよ(笑)。圧勝で喜ばせたかったです」と宇津木は苦笑い。保田はWBO6位と世界ランクを持っていたため世界ランクも奪い取る可能性は高いが「こんなんじゃ世界とか言えない。もっともっと練習しないと」と、2団体統一王者は表情を引き締めていた。
中日スポーツ