笑顔で会見を行う河村勇輝選手

メンフィス・グリズリーズとのエグジビット10契約に合意した河村勇輝選手は9日、会見を行い同世代の富永啓生選手と交わした約束について明かしました。 【画像】パリ五輪のバスケ男子日本代表 日本代表として数々の歴戦を戦い抜いた河村選手は会見で「ワールドカップであったり対世界での経験っていうのは、より自分を成長させてくれることをすごく身にしみて感じました。それがまた1つの海外でプレーをしたいという大きな要因にもなりました」と話しました。今回、NBAへの挑戦が決まった河村選手は「グリズリーズだったりハッスルの環境であったり、組織の素晴らしさっていうのは雄太さん(渡邊雄太選手)から話は聞いていたので純粋にすごく楽しみです」とNBAでプレー経験のある先輩・渡邊選手からアドバイスをもらっていたと話しました。 さらにあこがれの舞台に挑戦ができることについて「昔から田臥勇太選手であったり富樫勇樹選手であったり、僕の尊敬する先輩方がチャレンジしていく姿を見て、僕もそういった選手になりたいなっていうのは、常に思っていたので、次は僕がこういった形でチャレンジしてNBAというコートに立って、小さな子供たちであったりとか、今バスケを頑張っている子供が『挑戦してみたいな』とか、『少しでもバスケットを頑張ってみたいな』って思ってもらえるような挑戦にしたいなと思います」と語りました。 さらに同世代の富永啓生選手もインディアナ・ペイサーズとエグジビット10契約を結んだことについて聞かれると「彼とは高校の頃からの仲でしたし、アメリカでの大学生活っていうのは話に聞いていて、すごく成長して帰ってきている、毎年のようにスキルアップ、レベルアップして帰ってくる彼の姿っていうのは、すごく僕にとっても刺激的でした」と先に渡米した富永選手について語りました。 同世代の2人が同じタイミングでNBAに挑戦できることについて「彼と共に同じタイミングでNBAっていう一番レベルの高いところに挑戦できるというのはすごくうれしいことです」と語ると「彼とはお互い契約がなったときには、『絶対頑張ろうな』というか『必ず一緒にコートに立ってユニホームを交換したいな』みたいな、そういった話もしたので必ず彼と一緒にコートに立って、日本のファンの皆さんが喜んでもらえるような形になれば最高だなと思います」と富永選手と同じNBAのコートでプレーする約束をしていたことも明かしました。