台湾青春映画の傑作「花蓮の夏」4K修復版、10月4日公開 ポスター・予告編・監督コメント動画披露
台湾青春映画の傑作「花蓮の夏」の4Kデジタル修復版が、10月4日から全国で順次公開される。併せて新たなポスタービジュアルと予告編、レスト・チェン監督からのメッセージ動画が披露された。 【動画】「花蓮の夏」監督コメント、予告編 本国台湾での公開から15年を機に4Kデジタル修復され、2021年、台湾でリバイバル上映された本作の舞台は台湾東部花蓮。小学校に通う優等生のジェンシンは、問題児のショウヘンと友達になるよう、先生から頼まれた。正反対な性格の二人だったが、いつしか親友となり、高校の頃には、お互いがかけがえのない存在になっていた。ジェンシンは、人知れず友情以上の感情をショウヘンに抱くようになり…。そんな二人の前に、香港からホイジャという転校生の女の子が現れ、ジェンシンとショウヘンの関係に静かな波風が立ち始める。 監督は本作で注目され、その後「101回目のプロポーズ SAYYES」(13)、「20歳よ、もう一度」(15)などのヒット作を生んだ俊英レスト・チェン。2021年には本作の原題「盛夏光年」を彷彿とさせるタイトルの映画「この夏の先には(原題:盛夏未來)」を発表している。 主演のレイ・チャン(ブライアン・チャンより改名)とジョセフ・チャンは、本作をきっかけに大ブレイク。レイは本作で台湾金馬奨最優秀新人賞を受賞した。ジョセフは、今年公開された「青春 18×2 君へと続く道」(24)で、日本在住の料理人役を演じている。スチール撮影を担当したのは、「ブエノスアイレス」から「2046」までのウォン・カーウァイ監督作の専属フォトグラファー兼グラフィックデザイナーだったことで知られる香港のアーティスト、ウィン・シャ。独特の色彩感覚とレトロな味わいが印象的だ。台湾のロックバンドMaydayのアシンが歌い上げる主題歌「盛夏光年」は、台湾金馬奨の最優秀オリジナル主題歌賞にもノミネートされた。 10月4日からシネマート新宿ほか全国で順次公開。