不明者発見できず…隊長「悔しい」 緊急消防援助隊が能登半島地震の活動報告 珠洲市にのべ638人
長野放送
能登半島地震の被災地で捜索・救助活動に当たった長野県の緊急消防援助隊が31日、阿部知事に活動を報告しました。 県内の13消防本部からはのべ638人の隊員が珠洲市に派遣され、1月10日から22日まで安否不明者の捜索や救急搬送などの活動に当たりました。 16日から、第三次隊の現場指揮隊長として活動した落合秀樹さん。珠洲市内で住宅が土砂崩落に巻き込まれた現場で捜索活動に当たりました。 2人の安否が不明でしたが、発見できませんでした。現在も捜索活動は続いているということです。 第三次隊 現場指揮隊長・落合秀樹さん: 「大型重機ですくいながら、何か人間らしいものがあればそこを重点的に手掘り作業するしかできない。絶対見つけたいと思って行ったが、見つけられず残念、悔しい思いをした」 援助隊の活動を通し、落合さんは「地震はいつ起きるかわからない。行政、消防、県民みなが備えることが重要」と知事に報告しました。 第三次隊 現場指揮隊長・落合秀樹さん: 「長野県も起きない地震ではない。必ず起きると言われているので、起きてもいいように準備をしておかないといけない」
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