広島市西区の市道陥没事故、26日で1カ月 今なお64人が避難生活
広島市西区福島町での市道陥没事故は、26日で発生1カ月となった。現在も60人を超える住民が避難生活を続けており、市は被害のあった建物の所有者たちと補償に向けた協議を進めている。 【写真】道路陥没の影響で傾いた住宅 事故は9月26日に発生し、市道が東西約40メートル、南北約30メートルにわたり、深さ最大約2メートル陥没した。市は現場の埋め戻しを28日に終えた後も、一帯の立ち入りを規制し、電線や通信ケーブルの移設などを続けている。 現場の半径50メートル以内の建物の危険度調査では、市営住宅2棟を含む9棟を「危険」、3棟を「要注意」と判定した。13棟は帰宅可能とし、1棟は改修を予定する。今月25日時点でホテルや民間の賃貸住宅などに34世帯64人が身を寄せている。
中国新聞社