モウリーニョが新天地にフェネルバフチェを選んだ理由は?「ローマやトッテナムでは…」
フェネルバフチェのジョゼ・モウリーニョ監督は、ローマやトッテナムとは異なる状況であったことが就任の決め手だったと明かした。 これまでのキャリアの中でチェルシーやインテル、レアル・マドリーなどのビッグクラブを指揮してチャンピオンズリーグ制覇や各国リーグ優勝などを成し遂げてきたモウリーニョ監督。1月に2021年から指揮したローマから解任された同指揮官は、新シーズンからトルコの強豪フェネルバフチェで現場に復帰することが決まった。 フェネルバフチェの指揮官に就任し、数万人のサポーターからの歓迎を受けたセレモニーの中で「この瞬間から君たちの夢は私の夢だ」と抱負を語っていたモウリーニョ監督は、ポルトガル『RTP 3』の中でトッテナムやローマでの困難な時期を経てトルコの強豪に新天地を求めた理由を説明した。 「私がこのオファーを受け入れた理由は、私は勝利のためにプレーすること、勝利のためにトレーニングすることが恋しかったからだ。ローマでは勝利のためにプレーしなかった。勝利のために常にプレーしなければならないと言われているが、それは事実ではない。私が退任してからシーズンの終わりまで、彼らは何も変わってはいなかった。我々がヨーロッパで成し遂げたものは、少しばかり規格外のことだったが、イタリア国内で我々は競うことができなかった」 「フェネルバフチェはヨーロッパでは明らかに苦しむことになるだろう。しかし、国内では…。歴史的にフェネルバフチェやベシクタシュ、ガラタサライ、時にトラブゾンスポルが競い合っていて、我々はリーグ優勝のために戦うことになるし、これが私にモチベーションを与えている。ローマではそのようなことはなかったし、トッテナムでもそうだった。勝ち点を失うことができず、常に勝利のために戦う状況が恋しかった」