吉高由里子、『光る君へ』まひろ&道長の逢瀬→懐妊「こんな偶然あるかよ~!?って」
現在放送中の大河ドラマ『光る君へ』(NHK)のスペシャルトークショーが9月8日、「大津市民会館」(滋賀県大津市)でおこなわれ、紫式部/まひろ役の吉高由里子、彰子役の見上愛が登場。ドラマの制作統括・内田ゆき氏、演出の中島由貴氏とともに、名シーンの裏側を語った。 【写真】吉高由里子の話に爆笑する見上愛 ■ まひろ覚醒の瞬間「うわ~始まっちゃう~!って」 第31回(8月18日放送)で、ついに『源氏物語』の執筆に着手したまひろ。『源氏物語』のアイデアが降りてきた瞬間、色とりどりの紙がヒラヒラと降りてくるという演出が話題となった。 このシーンについて、中島氏は「台本には書かれていなかったんです。でも源氏物語を知れば知るほど、漢文とか和歌とか、紫式部の知識がものすごい詰め込まれてるんですよね。『この人が最初の文字を書き出すまでを、そんなに簡単に作れない』と思って、まひろの脳内に溜まっていたものがバーッと出てくるような演出になりました。あのなかには道長からもらった和歌や白氏文集なども入ってるんですよ」と明かし、会場から驚きの声があがっていた。 吉高は、「これは中島さんがずっと前から考えてたシーンだったので、楽しみにしてたんです。スタッフさんたちの結束力を感じて、アゲー!でした」とコメント。一方で、「高揚感もありましたけど、降り注いでくる重圧もあるなと。源氏物語が始まる、イコール、私の筆のシーンが増えるので(笑)、うわ~始まっちゃう~!って思いながら、空を見上げてました」と、吉高自身も感情の変化があったと明かした。 実際に字を書くシーンには苦労しているそうで、「今は源氏物語を書き始めちゃったから、膨大な量を書いてて・・・。その孤独感は誰かと共有できないから、自分がんばったな~、今日はハイボールおいしく飲めるぞ~!って」と明かし、観客から拍手が送られていた。 ■ 今後の展開「すべて『源氏物語』の種として」 また、同じく視聴者が大盛り上がりとなったのは、石山寺での道長とまひろの再会、そしてまひろの懐妊がわかった第27回(7月14日放送)。吉高は、「こんな偶然あるかよ~!? へいへいへいへい~!って。石山寺の方、怒らないかな?ってビクビクしながらやってました。でも目には見えない求心力が2人の間で爆発したんだろうなって」と、テンション高く振りかえっていた。 最後に、今後の注目ポイントについて、吉高は「本当にいろんなことが起こるんですけど、まひろの身に起こることが、すべて『源氏物語』の種として撒かれていくものなんだろうなと思うので、そこを照らし合わせて観てもらえればと思います」とコメント。 演出の中島氏は、「今、清少納言がちょっと鳴りを潜めている状態なんですけど、いつくるかな~とか。また、ラストまで『え、その人まだ出るの!?』っていうのがあったり・・・みなさん楽しみにしていただければ」と呼びかけた。 この模様は9月23日・夕方6時5分からNHK総合で特別番組『まひろと彰子 物語が生まれる地へ』として放送される予定。