東電の第三者委員会 核セキュリティ改善を評価「着実に進んでいる」 スマホ無断持ち込みへの対策を提言【新潟】
東京電力が核セキュリティ問題の再発防止のために設けた第三者委員会「核セキュリティ専門家評価委員会」が、柏崎刈羽原発で現地視察を行い改善への取り組みを評価しました。 視察は6回目で、23日から2日間、原発職員への聞き取りや侵入検知設備の確認などを実施。終了後の会見で板橋功委員長は「我々が指摘してきたいくつかのことが、着実に(改善へ)進んできていることを確認した」と述べ、東電の取り組みを評価しました。具体的に改善が見られた点について、侵入検知設備の誤った警報が去年の同じ時期と比べ3分の1から4分の1に減少していることを挙げています。 一方、職員による制限区域内への無許可でのスマートフォン持ち込みには対策が必要として、電波を検知する設備の設置を提案しました。