「ウルトラマンブレーザー」田口清隆監督、新作短編は全日本プロレス全面協力!『大怪獣ブゴン』と地続きの世界観
撮影は前日から行われていたとのことで、「昨日撮影したのは映画の冒頭部分。前作と地続きの世界観で。別府の街を守るために安齊さんが駆けずりまわるという内容になります」と説明する田口監督。実際に三人のプロレスラーを演出してみて、「やはりマイクパフォーマンスや試合などをいろいろやってきた方たちなので。お芝居もそうですし、リアクションの仕方なども非常に面白くて。スタッフ全員笑いをこらえるのが大変でした」と述懐。 そんな撮影を斉藤レイが「普段やっていることと全然違って。はじめての体験だったので。新鮮な気持ちでやらせてもらった」と振り返ると、斉藤ジュンも「とにかく楽しく芝居ができて。最高の一日だった」と続け、さらに安齊が「もともとの性格が心配性なので。映画というのは同じシーンを角度を変えて何回も撮るんだということも知らなくて。今のは駄目だったのかなと気にしちゃったりして。それでちょっと大変だったなと思いました。あと海沿いの撮影もあったので寒かったですね」と告白。そんな三人を「映画映えしますよね。スーツ姿、歩いている姿を見るだけでも、映画離れした演技だったと思います」とほれぼれした様子の田口監督。実際に撮影をしてみて、「これはいけるぞと。前作を超える面白いものをつくれるという確信をスタッフ一同がしたという感じです」と手応えを感じているようだった。
前作の『大怪獣ブゴン』は、地元の老舗「別府温泉 杉乃井ホテル」が全面協力。同作の撮影のため、建て替えのために一時閉館となる客室棟・Hana館を爆破したことも話題となった。そんなことを踏まえ、「新作での見どころは?」という期待の声を寄せられると、田口監督は詳細は言えないとしつつ「今回もどこかしらが爆破される予定です」と期待をあおった。(取材・文:壬生智裕)