相葉雅紀が持つ謙虚さとチャレンジ精神 多くの人に愛される仕事に取り組む姿勢
嵐の相葉雅紀が10月25日放送の『嵐・相葉雅紀のレコメン!アラシリミックス』(文化放送※以下『アラシリミックス』)にて、声優業への意気込みを語った。 【写真】CMで久々の歌声を披露している相葉雅紀 10月スタートのテレビアニメ『殿と犬』(TOKYO MX)にて、殿役の声優を務めている相葉。アニメ『殿と犬』は、殿役が相葉の他にも大塚明夫、杉田智和、武内駿輔と名を連ねていることでも話題をさらった作品だ。1話につき、4人それぞれのバージョンの殿の声が楽しめるなんとも贅沢な作り。なぜ4人も殿役がいるのかという謎は追々明かされるそうだ。 そんなチャレンジングなアニメに出演することが決まったとき、どのような気持ちだったのかとリスナーから問われた相葉は「そうですね、動揺しましたね」と振り返る。なぜなら、これまで相葉が経験したアニメ声優は、『こちら葛飾区亀有公園前派出所』(フジテレビ系)では相葉雅紀(本人)役、『クレヨンしんちゃん』(テレビ朝日系)では相葉がドラマ『僕とシッポと神楽坂』で演じた“コオ先生“こと高円寺達也役、そして『湖池屋SDGs劇場 サスとテナ』では相葉蕉役など、「相葉雅紀のパーソナルなイメージでいけるものしかやったことがなかった」からだそう。『殿と犬』は相葉雅紀のイメージを脱ぎ去り、別人のキャラクターになりきって声をあてる「初めての挑戦」に動揺したのだという。 だが、その動揺はすぐに前向きな気持ちへと切り替わったようだ。「やったことないことって、ちょっとワクワクするんで。チャレンジさせてもらおうかなと思って」と続ける。さらに、「本当に超一流の方たちがいっぱいいるので。逆に『お邪魔します』って感じでいきやすかったっていうのもある」と、本作ならではの環境をも楽しんでいるようだった。ともすれば、その道のプロである豪華声優陣と同じ役を演じるというのは、プレッシャーにもなりかねない。それを「いきやすかった」と話すところに、相葉らしさを感じた。いつだって彼は謙虚だからだ。 『アラシリミックス』が1000回を迎えた2020年12月4日放送回では、声優の下野紘がゲストに登場したことがあった。これは、下野がアニメ『進撃の巨人』でコニー・スプリンガー役を演じていたことを通じて相葉がファンになったことがきっかけだったが、下野が登場するやいなや「俺、知ってくれてるなんて思ってなかったら」と発言していたのが印象的だった。 そして当時、下野が出演していたトークバラエティ『声優と夜あそび』(ABEMA)を「毎週観てる」と興奮気味に語り、さらには番組を観るために「家に帰るのが楽しみ」なのだと声を弾ませていた。もちろん相葉は誰もが知る国民的アイドルだが、自分が足を踏み入れていない世界では何者でもない存在である感覚を忘れていない。そんな相葉だからこそ、どれだけベテランとなっても周囲の人間が近づきやすい雰囲気が失われないのだろう。それと同時に、相葉自身も新しい領域へと踏み入れるハードルが低くなるようにも感じた。