映画『室町無頼』大泉洋演じる主人公・蓮田兵衛のキャラクタービジュアル公開
映画『室町無頼』より、大泉洋演じる主人公・蓮田兵衛のキャラクタービジュアルが公開された。 映画『室町無頼』本ビジュアル 本作は、『極楽征夷大将軍』で直木賞を受賞した垣根涼介の同名小説を基にした実写映画で、日本史上初めて武士階級として一揆を起こした兵衛と、彼の下に集結した「アウトロー=無頼」たちの知られざる戦いを描く。監督は、『あんのこと』などで知られる入江悠が務める。 すでに公開となっている映像では、鬼気迫る表情で迫力の剣術アクションを見せる兵衛の姿が話題となっていたが、今回のキャラクタービジュアルでは、己の腕と才覚だけで混沌の世を泳ぎ、ひそかに幕府討伐と世直しの野望を抱く兵衛が、そのただならぬ風格を滲ませて不敵な笑みを浮かべている。 大泉が「一本筋が通っていて心に熱い信念を持った兵衛は、僕自身も憧れるような人です」と語るこの主人公は、荒廃した世の中に倒れる貧しい人々に目を向け、共に戦う仲間想いな人物でありながら、一方では、その圧倒的な剣の腕で、気に食わない者は容赦なく斬り捨てるような非情な一面も持つ。 「非の打ちどころのないヒーローではなく、無頼というぐらいだから、悪いこともいっぱいしてきたんだろうなと思わせる、どこか異様なイメージ。だけど実は、ものすごく熱いものを持ってるという人」と自身のキャラクターを語る大泉。「“正しい男”というよりかは、どこかずるいこともしている。むしろお金とかも盗んじゃったりとかするけど、筋は一本通っているという。その感じが本当にかっこいいですよね」と惚れ込んだこの“無頼漢”を、大泉ならではの圧倒的な存在感で演じ切ったことが、ビジュアルの兵衛の眼差しからもうかがえる。 なお今回の写真は、『八犬伝』や『レジェンド&バタフライ』など多くの時代劇作品でも活躍するヘアメイクディレクターである酒井啓介が撮影したものを使用した。 <作品情報> 映画『室町無頼』 2025年1月17日(金) 公開 (C)2016 垣根涼介/新潮社 (C)2025『室町無頼』製作委員会