1865年に創立した歴史あるスイスの時計ブランド“ゼニス”は、近年取り組んでいる“アイコニックなリファレンスの復刻”の一環として、1969年に発売された“A3648”を復刻した。

1865年に創立した歴史あるスイスの時計ブランド“ゼニス”は、近年取り組んでいる“アイコニックなリファレンスの復刻”の一環として、1969年に発売された“A3648”を復刻。ゼニスのヴィンテージダイバーズウオッチとしては、初めての復刻となる“デファイ リバイバル A3648”を発表した。 【画像】初代デファイから受け継いだケースやメカニカルな機械をもっと見る 現代の基準に照らしても卓越した性能を備えていたという“A3648”の復刻モデル“デファイ リバイバル A3648”は、37mm径のステンレススチールケースを採用し、初代デファイのシグネチャーと言える角張ったフォルムをデザイン。回転式ラウンドベゼルの上には、当時のモデルに採用されていた14面のスチールベゼルが配された。 スチール製の逆回転防止ベゼルは、かつてプレキシガラスで作られていたインサートをサファイアクリスタルで製作され、A3648の魅力のひとつであるブライトオレンジに刻まれたブラックの目盛りが再現されている。

ブラックとオレンジのカラーリングは文字盤にも採用され、マットブラックの表面にコントラストの効いたオレンジの針とミニッツトラックがレイアウトされた。アワーマーカーと針にはホワイトのスーパールミノバが塗布され、明るいグリーンの発光で視認性を確保している。 4時位置のねじ込み式リューズと、サファイアガラスの裏ブタによって実現した防水性能は、A3648と同じ600m防水。1969年当時にこの防水機能は偉業であり、現在でもサファイアガラスの裏ブタを持つコンパクトなダイバーズウオッチとしては驚異的な数字といえる。そして、リバイバルでシースルー仕様となったその裏ブタからは、約50時間のパワーリザーブを実現する自動巻き自社製ムーヴメント“エリート 670”を眺めることが可能だ。

ブレスレットは、有名なゲイフレアー社が69年のA3648のために製造したフォールディングバックル付きのスチール製5連ベルトを再現。リンクを追加したり取り外したりすることなくウェットスーツの上から着用できるよう、ディプロイメントバックルには延長機構が備えられている。 なお、デファイ リバイバル A3648はゼニス ブティックとオンラインブティック、世界中のゼニス正規代理店にて販売される。価格は101万2000円だ。 【問い合わせ先】 LVMH ウォッチ・ジュエリー ジャパン ゼニス