SNS映え狙い?立ち入り禁止のイチョウ並木で撮影 動画拡散、神宮外苑の外国人観光客に批判
「入ってはダメというのは、外国人の方でも見られれば分かる」
明治神宮外苑事務所の総務部は1月8日、J-CASTニュースの取材に対し、24年11月に初めて木の周囲を立ち入り禁止にしたと説明した。 老木になってきたイチョウの根について、踏まれて傷まないように保護することを理由に挙げた。禁止措置は、しばらく続ける予定だという。 「禁止場所に入ったというのは、初めてお聞きしました。外国人観光客などが立ち入っているというのは、報告を受けていません。特に問題になってはいませんが、根が踏まれる被害が増えてきた場合は、外国語の注意書きも掲示することを考えたいと思っています」 イチョウ並木のうち、内側(車道側)の1列ずつについては、東京都が管理している。 都の第1建設事務所の補修課は8日、取材に対し、イチョウの根を保護するため、以前からロープ柵を設置しており、23年には、柵を付け替えて高さを上げたと答えた。 「柵の中に入ってはダメというのは、外国人の方でも見られれば分かると思います。昨年11月23日から12月1日までライトアップした期間は、柵を越えて入ってしまう外国人の方もおられたようです。テレビのニュースでも取り上げられていました。撮影などのために車道に出る方もおられたようですので、柵は、歩道から車道への横断抑止の意味もあります。その期間以外は、立ち入りについて認識しておらず、根を踏んだなどの被害も報告されていません」 (J-CASTニュース編集部 野口博之)