外国の若者に日本で働く機会を拡大…カナダや英国などワーキングホリデービザ再取得可能に
政府は、外国の若者が日本で働きながら長期滞在できるワーキングホリデーのビザ(査証)を再取得できるようにした。2024年12月1日からカナダや英国など5か国を対象に実施しており、今年度中に約10か国・地域に拡大する。 【表】一目でわかる…国内の自治体もワーキングホリデー事業を行っている
日本の観光地などで外国の若者に働き手となってもらうとともに、国際交流の機会を増やす狙いがある。ワーキングホリデーのビザはこれまで基本的に滞在期間が最長1年で、1回しか取得できなかった。
12月からはカナダと英国を対象に生涯2回か、2年連続での取得を可能とした。ニュージーランド、デンマーク、オーストリアについては、いったん帰国した後に2回目の取得をできるようにした。
日本は、1980年に初めてオーストラリアとの間でワーキングホリデー制度を開始した。2024年12月時点で30か国・地域との間で制度を設けている。