関係者41人集め夏季観光安全対策本部会議 南房総(千葉県)
南房総市の夏季観光安全対策本部会議が25日、同市役所別館1大会議室で開かれた。同市をはじめ警察や消防、海上保安庁、土木事務所、観光協会などの関係機関・団体から41人が出席。今夏の安全対策などを確認した。海水浴場は、市内10カ所で開設される。 同市を訪れる海水浴客などの観光客らや市民の安全確保と、地域の環境を保全しようと設置される対策本部。同市観光プロモーション課を事務局に、7月1日から8月31日まで設置される。 今夏、海水浴場が開設されるのは▽富浦地区=豊岡、原岡、多田良北浜▽富山地区=岩井▽白浜地区=塩浦、名倉、根本▽千倉地区=南千倉、瀬戸浜▽和田地区=和田浦――の10カ所。 開設期間は、岩井、根本、南千倉、瀬戸浜が7月19日~8月18日の31日間、豊岡、原岡、多田良北浜、塩浦、名倉が7月27日~8月18日の23日間、和田浦が7月20日~8月18日の30日間となっている。 同会議では、各関係機関の安全対策実施計画や海水浴場の津波対応マニュアル、避難場所・経路の他、同市の「安全で安心な海水浴場等の確保に関する条例」に基づく指導・警告を行うことなどについて確認した。 また、今夏は水上オートバイやプレジャーボートの利用者に向けて安全な航行を呼び掛けようと、「海・浜のルールブック」を作成。各海水浴場の監視所などで配布する予定だという。 事務局の同市観光プロモーション課では「市を訪れる観光客もコロナ禍前に戻りつつある。関係機関と連携し、安全対策を整えて海水浴客らを迎えたい」と話していた。