【有馬記念・枠順抽選会】シャフリヤール大外8枠16番に藤原英昭調教師「枠はどこでもいい…なんてわけはない」
[GⅠ有馬記念=2024年12月22日(日曜)3歳上、中山競馬場・芝内2500メートル] 公開枠順抽選会では悲喜こもごものドラマが繰り広げられたが、会場が大いに沸いたのは12番目のシャフリヤール(牡6・藤原)から13番目のスターズオンアース(牝5・高柳瑞)への流れだった。 直前に11頭分の枠順が決まった時点で、大半の陣営が忌避する大外枠が残っている状況。ここで、シャフリヤール陣営は藤原調教師がボールを選ぶと、その中から取り出した紙に書かれていたのは「16番」だった。「引いたのは先生ですので…」とオーナー関係者に〝責任〟を問われた藤原調教師が口元をゆがめて「枠はね、どこでもいい…なんてわけはない」と第一声を発すると場内は爆笑の渦に。 万全のデキで臨むラストランを前にして、過去68回、1頭も勝ち馬が出ていない16番枠を引いてしまったトレーナーは沈痛な面持ちのまま「シャフリヤールごめんなさい、ですね」と肩を落としていた。 その直後に抽選を引く形になったスターズオンアースの川田が満面の笑みで「気楽に引かせていただきます」と登壇して再び場内は大笑い。昨年2着に激走した実績があるとはいえ、2年連続大外枠を避けて陣営はホッとした雰囲気に包まれていた。
東スポ競馬編集部