立憲民主党、来夏参院選の神奈川選挙区に現職2人擁立で調整…県連「共倒れ」「分裂招く」懸念も
立憲民主党が来夏の参院選神奈川選挙区(改選定数4)に、いずれも現職の牧山弘恵氏(60)と水野素子氏(54)の2人を擁立する方向で最終調整に入った。複数の関係者が15日、明らかにした。
関係者によると、党本部の主導で両氏を擁立する方針が固まった。16日の神奈川県連常任幹事会で同意が得られれば、近く両氏を公認候補予定者とすることが正式に決定する見通しだ。
参院選を巡っては、非改選組の欠員1を補う合併選挙となった2022年の選挙で、水野氏が任期3年となる5位で当選。牧山氏とともに来夏に改選期を迎えることになり、県連内からは「2人を擁立すれば共倒れしかねない」「党内の分裂を招く」などと懸念の声が上がっていた。
連合神奈川は、立民から両氏の推薦を正式に要請された場合、年明けにも対応を検討する考えだ。同じく連合を支持母体とする国民民主党の新人の公認候補予定者に対しては11月、すでに推薦を決定している。